入試における検定試験の活用について~数学検定の場合~ 三重県伊勢市の進学塾「勢進塾」
皆さんは検定試験を受験したことがありますか?そろばん、漢検、英検などいろいろありますね。自己啓発、自身のスキルアップ、趣味の一環として受験する人が殆どです。現在では5000もの種類の検定試験があるそうです。「100の資格を持つ女」なんてドラマもありましたね。ここ伊勢では、ご当地検定として「お伊勢さん検定」なんてのもあります。今回のブログでは高校入試、大学入試に関係する資格について取り上げます。
入試の出願書類を出すまでに取っておくと有利な検定は、ズバリ、英検と数検です。英検については良く知られていますので、今回の記事では割愛します。数検、正式には「実用数学技能検定」といいますが、英検に比べ比較的知名度が低く、大学・一般レベルの1級から中1程度の5級までを数学検定、小学6年生レベルの6級から小学1年生程度の11級までを算数検定といいます。三重県内の高校入試で優遇されるところは少ないですが、級によっては内申点が加点される場合があります。塾長の母校である鈴鹿工業高等専門学校の推薦選抜では検定試験の活用の詳細については定められておらず、非公表となっていますが、級によっては加点対象の様です。また、セントヨゼフ女子学園高校のAO入試で3級以上のホルダーは参考にすることがあると記載されています(日本数学検定協会HP参照)。
当塾では高校入試出願までに合格しておく目安として、3級を目指して頂いています。内申点が加点されるか否かは学校にもよるようですが、検定試験を積極的に受験してもらうことで、数学の学習スピードが加速される効果があるのは間違いないからです。
一方、大学入試、例えば伊勢市の皇學館大学では、資格取得者対象自己推薦入試において数学検定2級以上が出願要件となっています。先日もこの大学に出願するために検定試験を希望された塾外生(高3)が遠方から当塾での受験申し込みをされました。
最後に、対象者は少ないと思いますが、実用数学技能検定1級、準1級、2級を取得することで、文部科学省が行う「高等学校卒業程度認定試験(旧「大検」)」の必須科目「数学」が試験免除となるそうですから、文部科学省が実績を認めた検定試験でもあるわけです。
当塾で使用している数学の教材は先取り学習(予習)が基本です。学校の授業で習っていなくとも対象学年の級以上の学習が可能です。自身の理解度に合せて、幾らでも進めることが出来ます。例えば中1の生徒が、高2で習う数Ⅱを学習しても良いのです。数検2級までの学習に多くの生徒さんが成果を出しています。数学が好きなスーパーキッズを始め、高校入試・大学入試に向けて数学の学習をしたい中高生の皆さん、是非、お問い合せ下さい。